リーダーズVOICE (3) 石川県内には数多くのNPOが活動しています。当コーナーでは、県内のNPOのリーダーをシリーズでインタビューし、運営上の特色や現状などについて紹介します。今回は、金沢市東南部の丘陵地にある内川地区の魅力づくりに取り組む、内川の自然と未来をつくる会の代表、山田一二さんにお話をうかがいました。
住民が自信と誇りを持って暮らせる地域づくりを続けたい
内川の自然と未来をつくる会代表 山田 一二さん
コンサート写真
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多くの住民ボランティアが参加し、
金沢市内川地区の魅力をアピール
──内川の自然と未来をつくる会は、どのような活動をされているのですか。
山田 内川の魅力を皆さんに知ってもらおうと、平成5年から毎年「内川鎮守の森ギャラリー」を開催しています。地区内にある神社や寺院を会場に、陶器やステンドグラス、彫刻など、県内外の工芸作家やアーティストの作品を展示したり、コンサートを開いています。
──現在の会員数は。
山田 約20人です。30歳代後半から50歳代前半の内川地区の住民が、メンバーになっています。
──会が結成されたきっかけは何ですか。
山田 平成3年に地区内で民間の産廃処分場の建設計画が持ち上がりました。その際、このまま計画が進んでしまったら、内川はどうなるのだろう、自然はどうなるのだろうと地区の仲間で話しあい、永六輔さんを招いて講演会も開きました。産廃処分場の話は結局、立ち消えになったのですが、これをきっかけに、自然を大切にした地区の魅力づくりを進めようと会を結成し、鎮守の森ギャラリーを始めたんです。
──イベントの運営には住民ボランティアも多く参加しているそうですね。
山田 ええ。ギャラリーの案内やわら細工の実演など、子どもからお年寄りまで、多くの地域の人に参加してもらい、手作りでこの行事を盛り上げています。作品の搬入も作家さん自身にお願いしています。そのお礼といっては何ですが、後で内川でとれた野菜などを送らせてもらって、好評をいただいています(笑)。
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イベントを通 じて、
老若男女、いろんな住民が交流
──今、会が抱えている課題は何ですか。
山田  「まず、10回」を目標に始めた「内川鎮守の森ギャラリー」も、今年で9回目になります。メンバーの年齢も上がってきていまして、 もっと若い人にも参加してもらって、斬新な意見を取り入れていきたいですね。
──イベントを行ってきて、地域の人の反応は。
山田  多くの人に内川地区を知ってもらうことで、住民の間に地元に対する誇りが芽生えてきています。また、古くから住む人には、 緑豊かで古くからの地域文化が残る内川のよさが自信になっています。
──今後の目標を教えてください。
山田  住民が多くの接点を持ち合い、内川地区をより深く知ることで、産廃処分場の話があった10年前とは違う内川が育ってきていると思います。 でも、これで満足している訳ではありません。内川にはまだまだ発掘されてない可能性があると思いますし、そうしたものの掘り起こしや魅力づくりを今後も続けていきたいですね。
 
山田一二さんの写真
■山田 一二さん  (やまだ いちじ)
金沢市住吉町在住。住民が誇りと愛着を持てる、魅力にあふれた地域づくりの必要性を感じ、平成3年に内川の自然と未来をつくる会を結成。5年、多くの賛同者を集めて第1回「内川鎮守の森ギャラリー」を開催し、今秋で第9回を迎える。
【お問い合わせ】 内川の自然と未来をつくる会
         内川公民館内 TEL076(247)2263

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