| 石川県内には、数多くのNPOが活動しています。このコーナーでは、県内のNPOのリーダーにインタビューし、特色や現状などをシリーズで紹介しています。今回は、リサイクルや自然保護の啓蒙活動を展開している金沢エコライフ工房代表の鯉野 正さんにお話をうかがいました。 |
金沢エコライフ工房代表 鯉野 正さん
古着の再利用や藍染め、エコクッキングなどの教室を開催
―― 金沢エコライフ工房の取り組みについてお聞かせください。
鯉野 金沢市の戸室リサイクルプラザと東部リサイクルプラザを活動拠点に、リサイクルや環境保護にとり組んでいるグループです。組織は、「再資源工房」と「友自然工房」、「知エコロジー工房」の3つに分けられます。「再資源工房」では、リサイクルに関する各種教室を開いています。「友自然工房」は自然保護とテーマとした教室を。「知エコロジー工房」では、ライフスタイルをエコロジーの観点から見直す勉強会を開き、さまざまなアイデアを持ち寄って試しています。
―― 市民の参加も多いとうかがっています。
鯉野 教室は東部リサイクルプラザと戸室リサイクルプラザで、毎月10回以上のペースで開いており、平成14年度は年間で延べ2000人の参加者を数えました。内容は、古着の再利用やクラフト、食器の金つぎ、植物画、ハーブ、押し花、藍染め、エコクッキングなどさまざまです。講師は主に会員が務め、各方面からの幅広い要望に応える内容の濃い教室になっていると自負しています。最近は藍染めが人気ですね。
―― 設立のきっかけは。
鯉野 平成8年に旧紡績工場を改装した公設民営の金沢市民芸術村が開村し、ここを活動拠点にミュージック(音楽)、アート(芸術)、ドラマ(演劇)と並ぶ、リサイクルや環境保全に関わるグループとして生まれました。その後、平成12年、東部リサイクルプラザの建設を機に金沢市の構想に沿って芸術村から同プラザに移りました。そして、平成15年6月に、新たに戸室リサイクルプラザが建設され、同施設に工房とスタッフルームを設けさせていただきました。

リサイクルや環境保護を推進する各種教室を開催。 写真は食器の金つぎ教室
―― 活動費は、金沢市からの委託料が大半を占めているとお聞きしましたが。
鯉野 はい。会則の活動目的にも「金沢市の委託を受けてリサイクルに関する人材育成と、市民への啓発を促す各種事業を推進し、実践活動を通して環境の大切さを啓蒙する」とあります。活動費の割合では、金沢市の委託料が全体の約8割で、残りが各種教室の参加費による自主財源です。
出前講座も開講し、ますます広がる活動の輪
―― 戸室リサイクルプラザが開館し活動拠点が増えたことで、スタッフ不足の心配はありませんか。
鯉野 ありますね。現在、29名の会員がいますが、最近では、金沢市の委託事業以外に、内灘町など他の自治体や公民館での出前講座も行っていますので、牛乳パック工作など教室の一部を手伝ってくれるボランティアスタッフを随時、募集している状態です。戸室リサイクルプラザは市街地から離れた山間地にあるので、通うにも交通費がかかるなど、経費負担も増えています。
―― ボランティアを集め、継続して来てもらうのにも、お金がかかるんですね。
鯉野 出前講座など、活動範囲が広がるにつれて、いま述べたように人手と運営資金の面でいろんな課題が生まれています。活動費について話せば、出前講座を依頼される自治体や公民館は、「NPO団体だから無料だろう」と思われています。うちに限らず、NPOにとって自主財源の確保は重要ですので、関係者に有償サービスであることを理解してもらう必要があります。そのため、法人化も視野に置いた新たな展開を模索している最中です。
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■ 鯉野 正さん 金沢市在住。石川県生活協同組合連合会事務局長などを経て、平成14年6月より金沢エコライフ工房の代表に就任。リサイクルや環境分野の仕事に携わった経験から環境保護に高い関心を持ち、現在、市民への啓発活動などに取り組んでいる。 |
【お問い合わせ】金沢エコライフ工房スタッフルーム
〒920-1105 金沢市戸室新保ハ604番地 戸室リサイクルプラザ内
TEL & FAX 076-236-1603
E-mail : info@ecolifekobo.jp
URL http://www.ecolifekobo.jp


![[画像] 鯉野 正さん](image/voice_koino.jpg)